はじめの動機は40歳から漠然と今あるやりがい(寺の住職)とは別に、生きがいである何か(副業)をはじめたいという思いからです。
仕事は元々定時制の夜間学校を卒業してから不動産の営業、冠婚葬祭の営業などを主にしてきて、実家が元々お寺ということもあり、27歳から別寺(実家ではない)の住職に任命いただきました。
寺の住職はとてもやりがいがありますが、自分の生き甲斐とはまた違い、いつか自ら進んでやりたい仕事(副業)で、お寺の仕事と願わくば繋がれる関係を考えていました。
何気なく「無意識にしていることが才能」と言った人の話をふと思い出し、自分の生活にいつもある存在がコーヒーだと気付き、30代からは自分でコーヒー豆を買ってハンドミルなどで淹れる日々が常套化していました。
コーヒーはただ飲むだけの楽しみではなく、自分で挽いてドリップする時間も楽しく、毎日同じ豆でも野菜と同じ生物なので日々変化する味も楽しみであり、悩み苦しみの絶えない人々に、いつしか自分で焙煎して色んな人々の日常に自分のコンセプトにある焙煎したコーヒーが寄り添える存在になれたらと考え、焙煎の技術を本格的に学ぶため、カフェズライフ大阪校の焙煎コースで現役の焙煎士の先生から学び、修了後、寺の境内に焙煎機を搬入して現在に至ります。
本来ブレンドコーヒーは、シングルのコーヒーでは足りない味を補うために、他の産地のシングルと混ぜることでマイナスをなくすことが目的です。
スペシャルティのコーヒー豆はそもそもシングルでじゅうぶんに味が出来上がっており、ブレンドにする必要性があまりないことからブレンドにはあまりされません。
あえてスペシャルティをブレンドする意味はマイナスを補うのではなく、プラスとプラスを足すことで更なる味を引き出すことで新しい世界観のコーヒーを意味します。
NIRVANA Coffeeでは更なる味とコンセプトに合う世界観のコーヒーを提供するために、スペシャルティのオリジナルブレンドコーヒーを作りました。
コーヒーという存在は、一人でくつろぐ時も、大勢で会話する時も、癒やしの時間を与えてくれる。
それは「NIRVANA-涅槃」という名前(想い)に込められています。
涅槃が表す、苦しみ悩みの煩悩がなくなった、大安心大満足の悟りの境地。
その深い意味から「ほんのり香りたつような」
受け取りやすいデザインコミュニケーションが必要。
癒やしの「時」を奏でる
融通念仏宗のご本尊である十一尊天得阿弥陀如来図にある阿弥陀如来を囲む十菩薩が楽器を奏でる独特の姿で、涅槃(コーヒーでは癒やしと捉える)が訪れる時を表現しています。
十菩薩の中で、琵琶を持たれる光明王菩薩をシンボルとする。
柔らかなタッチで描くことで、コーヒーが提供する
「癒やし」を感じさせます。
光明王菩薩が癒やしの時を奏でるように、NIRVANA Coffeeはコーヒーの味だけでなく、そこに込められた想いからも癒やしの時間を提供していくことを表現します。
〒578-0947
大阪府東大阪市西岩田1-8-19
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